日本住環境カビ研究協会は、カビを調査・研究し衛生的な環境をつくる

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日本住環境カビ研究協会

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日本住環境カビ研究協会研究室

日本住環境カビ研究協会研究室

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日本住環境カビ研究協会研究室では、カビを根絶するFRS工法において「R」にあたる

「カビの調査」を行っています。具体的にどんな事をしているかと言うと・・・

 

①カビの培養

   

各現場に発生しているカビを採取してきたフードスタンプを培養し、カビを増殖させます。

 

②カビの観察

  

光学顕微鏡で培養したカビのコロニー(集団)を観察し、そのカビがどの種に属するカビかを判断します。

 

③メンテナンスカルテの作成

観察結果をもとに、現場の真菌検査結果、培養結果、カビの情報などをまとめたメンテナンスカルテ

を作成します。

 

     

 

 

観察真菌写真

 

 

   

クラドスポリウム属
(クロカワカビ)

Cladosporium

 

リゾープス属
(クモノスカビ)

Rhizopus

 

ケトミウム属
(ケタマカビ)

Chaetomium

 

 

   

酵母


Yeast

 

アスペルギルス属ニガー

(クロコウジカビ)
Aspergillus niger

 

 アスペルギルス属フミガタス

 

Aspergillus fumigatus

 

     

アクレモニウム属

 

 Acremonium

 

アスペルギルス属オクラセウス

 

Aspergillus  ochraceus

 

 トリコスポロン属

 

Trichosporon

 

 

 

 

真菌検査 使用機器

 

【ATPふき取り検査(真菌・細菌を含む有機物汚れのレベル)】

使用器具:キッコーマンバイオケミファ株式会社製ルミテスターPD-30

試薬:キッコーマンバイオケミファ株式会社製 ルシパック Pen

 

【物品及び壁面付着真菌培養検査】

培地:日水製薬株式会社製 真菌用サブロー寒天

 

培養器:  PHC(株)製  MIR-254-PJ

 

検査結果報告方法

 

ATPふき取り検査

現地にて撮影した写真とルミテスターの計測数値を確認し報告を行います。 

 

        じゅらく壁電源スイッチ周辺           24,903 RLU

 

付着真菌培養検査

48~72時間培養し、同定可能な状態になったサンプル

を用いて同定を行います。


 

       フードスタンプで真菌を採取     培養してコロニーを観察します。

 

同定検査

 

 

 

 コロニーの大きさ:中~大

        色:青緑色~灰白色

       外見:ビロード状

     拡大写真:長い柄と先端部に球形の胞子が多数

 

予測される種:ペニシリウム属オーランティオグリセウム (Penicillium aurantiogriseum)

       (アオカビの一種)